灯争大戦 マッチドラフト雑感 ~5-0デッキのリストもあるよ~
5-0デッキの内容
今回、5-0出来たデッキは、以下の青黒タッチ白のコントロールデッキでした。
レアカードは【魂の占者】、【復讐に飢えた血王ソリン】、【永遠神の投入】
アンコモンは以下七枚です。
つまり、かなりのハイパーレアデッキでした。
5-0したと言っても、再現性は低いので参考にし辛いのですが……それがこの環境における答えでもあるのだと思っています。
つまり、
この環境はレア、アンコモン環境
もちろん、どんな環境でもレア、アンコモンは強いのですが、この環境には大量のプレインズウォーカーが存在しています。
当然、神話レアのそれに比べれば、レア、アンコモンのプレインズウォーカーは強さが劣るのですが、それにしても十分強力です。
そのため、レア、アンコモンの価値が通常よりも高く、当然それをより多く集めたデッキが強力になるというわけです。
一応、それに対抗するように、コモンカード達のカードパワーも高いのですが……
上記の通り、強力な【除去カード】がコモンに大量にあるのです。
よって、
除去が多い
↓
環境が遅くなる
↓
強力なレア(あるいは、プレインズウォーカー達)の入ったコントロールデッキが強い
という結論に至りました。
ちなみに、レアでは【人知を超えるものウギン】、アンコモンでは【死者の災厄、ケイヤ】が色を選びづらく(あるいは、全く選ばない)上に、能力が非常に強力なので、このカードが流れてきた時はほとんどの場合喜んでピックします。
結論
灯争大戦においては、上記のようなのカードをどれだけピック出来るのかが重要になります。
……が、強いカードが必ずしも流れてくる訳でもないので、以下からは、実践的な考えを述べていきます。
悩んだ時は、受けの広い青から取っていく
今回の環境で重要なキーワード能力は【増殖】と【動員】になりますが。それらがこの環境における青色の優位性を決定づけていると考えています。
【増殖】は、プレインズウォーカーの忠誠値を増やしたり、クリーチャーの上の+1/+1カウンターを増やす動きが強力で、うまくデッキを組み上げた場合、手がつけられない事になります。
そして、増殖は青、緑、白(+無色)のカードに与えられた能力です。
【動員】は軍団トークンを生成、+1カウンターを乗せていって成長させる能力になります。
サイズがどんどん大きくなる上に、軍団トークンに能力を与えるカードも多く、見た目以上に使い勝手が良いです。
そして、この能力が与えられている色はニコルボーラスの色、赤、青、黒の三色になります。
どちらも強力な能力で、ほとんどの場合、デッキにそれらのキーワード能力のカードが入ることになります。
そして、実は青色は五色の中で唯一、そのどちらのキーワード能力も有しています。そのために、デッキ構築の柔軟性が高いのです。
増殖が多めに取れた場合は、緑白と組み合わせて、クリーチャーに+1カウンターを乗せて増殖させるタイプのデッキに。
そして動員が多く取れた場合は赤青と組み合わせて、コントロールチックなデッキにするという形に出来るので、非常にピックの受けが広くなります。
というか、青色は受けが広い上に最強の色?
今回は多くのデッキが軍団というバウンスによって消滅するトークンを利用する関係上、クリーチャーを手札やデッキに戻すカードが普段よりも強力になります。
バウンスは青色の専売特許で、当然青色に一つアドバンテージが生まれます。
また、+1カウンターによって火力やマイナス修正で対処不能なサイズまで大きくなってしまったクリーチャーも、バウンスすればサイズが失われるので、普通のクリーチャーを手札に戻すとしても、普段の環境よりもやはり強力な動きとなります。
カウンターも場合によっては非常に強力
さらに、ボムレアが多い環境においては、ボムレアを対処可能なカウンターが相対的に強くなります。
これらのカードは(特に【退路なし】)は、メインボードでは少なくして、対戦相手のデッキに強力なプレインズウォーカーや、永遠神サイクルなどのカードが見えたときにサイドインすると、効果的な働きをします。
特に永遠神サイクルは非常に強力な能力、除去耐性を持ち、多くの場合ゲームを一枚で決めてしまうため、それらに対抗出来る【退路なし】は、サイドカードとして役に立つことが多いでしょう。
以上、灯争大戦の雑感でした。